2013年1月28日月曜日

農地転用 頭が固い愛知県

静岡県でソーラー導入するため農地転用をした余勢を駆って、愛知県でも挑戦。
そもそもお客様はソーラーシェアリングでいきたかったのだが、今年度の価格を確保するとなると厳しい情勢だ。ソーラーシェアリングを認めてくれと愛知県農政課に問い合わせたが返事が来ない。職員はメール打ったことないのだろうか?
お客様も農地は一杯持っている。高齢のため、全て耕作出来ず、耕作放棄地になっている農地も有る。だから、農地にこだわる必要がないとのことで、農地転用して雑種地にして設置することを決断された。

私の取り組んでいる農家がソーラー導入するスキームとしては、
1:ソーラーシェアリングで農業を続ける。
2:農地転用してソーラー導入して、売電収入で農業を続ける。
ということなので、農家がソーラー導入して経営を安定させるというスキームに沿っている。

申請書類を整えて事前相談に行くのだが、問題発生。地元の豊田市農業委員会がいうには、ソーラーでの農転は愛知県で初とのことで、前例がない。このため思考停止状態になってしまっている。静岡県ではこのように申請したということを出すと、愛知県には愛知県のやり方があると答えになっていない対応で疲れる。農業委員会というのは地方自治法でも認められて独立した機関で、裁量権が有るので、個々の委員会や事務局で対応が違う。甘い所と厳しい所が出てくる。相談する場合は、担当者を決めて交渉しないとひっくり返る場合が出てくる。
とはいえ、申請に間に合わせるべく書類を作成している。申請書類でくせ者は、その他必要と認められる資料というもので、なんでこんなのが必要なの?というものまで有る。確実に転用するために、先行して設備認定を行って欲しいとのことだ。手続き関係は、農地転用が出来てからすべきものだ。もし、許可が出なかった場合宙に浮いてしまうからだ。融資の条件でも農地転用が降りることとなっていたりする。しかし、実際には、農転申請受理するということは、許可が出るという見通しが有るということだ。許可が降りる見込みの無いものは受理しない。門前払いなのだ。
受理された案件は、農業委員会で承認されていく。農業委員会の議事録を見ると、原案通り承認することに異議有りませんか? (異議無し)  異議ないものと認め承認いたすこととします。といった感じなのだ。
だから、この場合は、書類が整っていれば申請が出来るのだが、窓口が初めてのことで何か不備が有ると責任問題になるので普通なら要らないような書類まで出せと要求して来るのだ。ソーラーシェアリングやりたいといえば、農転してやってくれと言いながら、農転しようとすると山のような書類を出せと。農地へのソーラー導入はハードルが高いです。私が市長ならこういう職員は免職にするか、研修センターに放り込んで定年まで出て来れないようにするのだが。
2月5日の申請まで約1週間。DIYでやるので、文書代のみで収まる。何でもかんでも行政書士に頼んだら手数料でソーラー出来なくなってしまい、計画の変更を余儀なくされる。
静岡県浜松市では、農地転用してソーラー導入するということがちらほら出始めて来ている。

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