2013年3月2日土曜日

データロガー はやわかり

太陽光発電のデータ収集装置というか監視システムを考えているが、金額が何しろ高い。インターネットで見れるものだと、毎月の通信料もかかる。せっかく得た売電収入を使うのももったいない。例えば、インターネットでもデータを見ることが出来る商品のエコめがねを検討したが50万くらい掛かるとのことだった。そこで、はやわかり という商品を9800円で買ってみた。
これは、電流センサを取り付けることで、電気の使用量を計測するものだが、太陽光発電でも使用が出来る。ただし、インターネットでは見ることが出来ない。データは記録されるので、パソコンに取り出すことが出来る。
電流センサ方式なので、精度に問題が有る。パワコンは系統電圧を見て送電しているので、電圧が一定ではないからだ。200Vと210Vでは、電力が5%違ってくる。それと、電流の向きを見ていないので、買電があるとそれもカウントしてしまう。大きくは無いが誤差を含んでいる。エコめがねも電流センサでの計測なので同じような問題を抱えている。電流センサも小さいものなので、最大で20KWまでしか対応できていない。50KWだと20+20+10という構成になる。その分費用が掛かるということだ。
はやわかりは標準品センサだと、10KW程度までのパワコンまで対応となる。仮に50KW未満のものだと、オプションのセンサが必要になる。3相はセンサが3本要るとのことであるが、2本でも計測が出来た。2本のセンサで電流を計測すると正しい電流は計測出来ない。パワコンの出力を読み、それに相当する電圧を設定すれば出力が得られるという具合だ。理屈からすると1本でも計測出来ると思う。ただし、出力が大きくなると系統電圧も上がるので誤差が生じて来てしまう。これには対応出来ない。10KWパワコン5台だと、パワコンごとに1台設置するか全体で1台で済ますかということになる。はやわかりだらけになるので、全体で1台設置の方向で行くつもりだ。電波の範囲は5mとのことだが、それ以上に電波は飛んでいたので、そこそこ離れていても見ることが出来た。電源は乾電池なので、新たに電気を引く必要もないが、乾電池の寿命が半年なので、その都度交換が必要になる。
ループから見えループという商品が出た。これは、携帯電話の電波を使っているものなので、エコめがねで必要なネット回線を引く必要がない。しかも、16台までのパワコンが接続可能。電力はパワコンからRS485でデータを収集するので、電流センサと違って誤差がない。なかなか優れものでは有るが、悲しいことにエコめがね同様設置に金がかかる。パワコンの出力であって売電メータを通過した電力ではないので、配線などロスが有るので実際には少なくなってしまう。どれにも一長一短が有り悩む所だ。
なんだかんだいっても、メーターの数値が売り上げになるということだ。パワコンで10KW出ていてもロスでメーターは9KWという事もあり得る訳だが、傾向は読み取れるので故障等の早期発見には役立ちそうと思う。
電流センサにも精度の誤差があるのではないのだろうか?48.6KWの同じ規模の設備で計測した。例えば、2013.3.9の13時だと第2=37.5KW、第3=38.4KWという風に若干の差があった。誤差の範囲なのだろうか?パネルも定格に対して+3%とあるので、良いパネルだと+3%出力が多く出るということだ。こういったことを考えると何が正しくて何が間違っているのかもうさっぱり分からない。細かいことは気にしない方がいいのだろうか?
遠隔地にいて監視するのもいいが、現地、現物主義で管理をこまめにするということも大切と思う。同じような設備なら、同じような出力のはずなので、見ていれば気がつくと思うから50KW毎に はやわかり を購入してしばらくは様子を見てみようと思う。
金融機関には、このような装置を付けることを融資の条件するところもある。トラブルに気がつかないため、売電収入が入って来なくて返済が出来ないということを防ぐためらしい。
私の融資の条件は、設備認定書を出せということだった。金融機関によって条件は様々ということになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿